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「土用」に納骨をしてはいけないのか?


7月に入り、これから本格的な夏に向かっていきますね。

暑くなってくると、体調も崩しやすくなります。

夏を乗り切るために「土用の丑の日」にウナギを食べて精をつけるといいますよね。

この「土用」には、「土用の禁忌」があるのを知っていますか?


そもそも「土用」とは、

「四立(立春・立夏・立秋・立冬)の直前のおよそ18日間」の期間を指します。

つまり、「土用」=「季節の変わり目」の期間で、夏以外にも春秋冬と、年に4回土用が訪れます。

「土用」の期間には「してはいけない」とされる禁忌がいくつかあり、

なかでも、「土用に土いじりをしてはいけない」と主に言われています。

そこから、「土用に納骨をしてはいけない」と耳にすることもあります。

この言い伝えは、「季節の変わり目である土用に、屋外で土いじりなどの作業をすると、体調を崩しやすいから、無理をせずに休んだ方がいい」という先人たちの知恵によって伝えられてきたものだといいます。

医療が発達する前は、体調不良が大きな病につながることもあったので、重要視されていましたが、現代ではそこまで気にする事でもないでしょう。

なので、土用であっても、体調に気を付けて納骨をおこなえば問題はないと思います。


しかし、なかには「土用は土の神様が休む時期だから、土いじりをするとよくない」という言い伝えもありますので、気にされる方は納骨を控えたほうが良いでしょう。

また、土用には「間日(まび)」といって、禁忌を免れる日が何日かありますので、

言い伝えが気になるけど、土用に納骨したいという場合は、間日に行えば問題ありません。

お寺様から納骨に立ち会っていただく場合には、お寺様にも意見をうかがうといいかもしれませんね。

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